【ニューヨーク 1月10日】
インターネット接続最大手のアメリカ・オンライン(AOL)は本日、映画・放送・出版を擁する総合メディア企業のタイム・ワーナーを買収し、両社が経営統合することで合意したと発表した。
取引は株式交換によるもので、ITと既存メディアを融合する前例のない再編として市場に衝撃を与えている。
新会社はオンライン配信、映画、音楽、雑誌、ケーブルテレビを横断する巨大プラットフォームを構築し、ブロードバンド時代の主導権確保を狙う。AOLの会員基盤とタイム・ワーナーの豊富なコンテンツを結び付けることで、広告・配信モデルの刷新が見込まれる。一方、文化や経営の違い、規制当局の審査、統合後の実行力に懸念も示され、投資家の評価は分かれた。
ドットコム熱が最高潮に達する中での本件は、世紀転換期の産業構造を象徴する大型再編として、今後のメディアとネットの関係を占う試金石となりそうだ。
— RekisyNews 経済面 【2000年】
アイキャッチ画像 Gino DePinto – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=46601352による
