家庭用ハイビジョン時代へ一歩 日本ビクターがVTR試作機を開発

【東京 1月8日】

日本の映像機器メーカー 日本ビクター は本日、家庭での利用を想定したハイビジョン対応VTRの試作機を開発したことを明らかにした。放送・業務用途が中心だった高精細映像技術を一般家庭へ広げる試みとして、業界内外から注目を集めている。

今回の試作機は、従来の家庭用VTRを大きく上回る解像度を持つハイビジョン映像を記録・再生できる点が特徴で、高精細映像を家庭で扱うという新しい視聴体験を具体的に示した。磁気テープ技術の高度化と映像信号処理の改良により、長時間記録と画質の両立を図ったとされる。

関係者によれば、家庭用ハイビジョン機器の実用化には、規格の統一やコスト低減といった課題が残されているものの、今回の開発はその実現可能性を技術的に裏付ける成果と位置づけられる。映像ソフト産業や放送分野との連携も視野に入れ、次世代家庭映像市場の拡大につながるかが注目される。

— RekisyNews 科学・技術面 【1993年】

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