スー族の集落で大量殺害 ウンデット・ニーの悲劇起こる

スー族虐殺を指揮したジェームス・フォーサイス大佐

【サウスダコタ準州 12月28日】

本日、サウスダコタ準州ウンデット・ニー川付近において、アメリカ陸軍第7騎兵連隊がスー族インディアンの一団を武装解除する過程で銃撃を開始し、多数の死者を出す惨事が発生した。犠牲となったのは主に非武装の男性に加え、女性や子どもを含むスー族ラコタの人々で、現地では数百人規模が殺害されたと伝えられている。

スー族の一団は、精神的救済を求める宗教運動「ゴースト・ダンス」への参加を理由に当局から警戒され、移動の末に第7騎兵連隊に包囲されていた。武器回収の最中、何らかの混乱をきっかけに発砲が起こり、騎兵隊は機関銃を含む重火器を用いて周囲一帯を制圧したとされる。

この事件は、長年にわたる先住民排除政策と保留地への強制移住の帰結として発生したものであり、事実上の組織的虐殺行為との批判も強まっている。一方、軍当局は「反乱鎮圧のための作戦」であったと主張しているが、現場の状況からは武力行使の過剰性が明白との声が広がっている。

ウンデット・ニーでの流血は、アメリカにおけるインディアン戦争の終局を象徴する出来事として、今後も深い影を落とすことになりそうだ。

— RekisyNews 国際面 【1890年】

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