帝都で将校ら蜂起 皇位継承の混乱背景に鎮圧

デカブリストの乱

【サンクトペテルブルク 12月26日】

本日、帝都サンクトペテルブルクにおいて、近衛部隊の一部将校らが兵を率いて蜂起し、皇位継承をめぐる混乱の中で政治改革を訴える事態が発生した。元老院広場に集結した反乱部隊は、専制体制の是正や憲法制定を主張したが、政府側は迅速に軍を動かし、同日中に鎮圧した。

蜂起は、皇帝アレクサンドル一世の崩御後、後継をめぐる不透明な状況が続く中で起きた。将校らは、戦争経験を通じて欧州諸国の政治制度に触れ、農奴制の緩和や法の下の秩序を求める声を強めていたとされる。広場では宣誓を拒否する兵の姿も見られ、緊張が高まった。

政府軍は砲兵を含む部隊を投入し、実力をもって反乱を制圧。多数の参加者が拘束され、指導的立場にあった将校らは厳しい処分を受ける見通しとなった。市内は一時騒然としたが、治安は回復しつつある。

今回の出来事は、帝国の安定を揺るがす試みとして当局が強く警戒する一方、将校層の間に改革志向が存在することを白日の下にさらした。今後、統治体制の引き締めとともに、思想取締りの強化が進む可能性が高い。

帝国社会に残された課題が、力による鎮圧で一旦封じられた形となったが、その影響が長く尾を引くことも予想される。

— RekisyNews 国際面 【1825年】

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