【北イタリア・トレビア河畔 12月18日】
本日、**第二次ポエニ戦争における主要会戦「トレビアの戦い」**が行われ、将軍ハンニバル率いるカルタゴ軍が、ローマ軍に対して決定的な勝利を収めた。氷点下に近い厳寒の中で展開された戦闘は、巧みな戦術と地形利用により、ローマ側に大きな損害を与える結果となった。
ローマ軍は正面からの会戦を挑んだが、カルタゴ軍は軽装部隊と騎兵を巧みに運用し、側面と背後から包囲を実施。さらに、事前に伏兵を配置することで戦況を有利に進め、敵主力を混乱のうちに崩壊させた。寒さと疲労に苦しむローマ兵に対し、準備を整えたカルタゴ軍の優位が際立った。
この勝利により、ハンニバルはアルプス越えに続く連続勝利を達成し、イタリア半島北部での影響力を拡大した。一方、ローマ側は大きな衝撃を受け、戦略の見直しを迫られる状況となっている。地中海世界の覇権を巡る戦争の行方は、今後ますます緊迫すると見られる。
— RekisyNews 戦史面 【紀元前218年】
