【ベルギー・アルデンヌ 12月16日】
西部戦線で本日未明、ドイツ軍が大規模な反攻作戦を開始し、ベルギー南東部アルデンヌ地方一帯が激しい戦闘に包まれている。連合軍司令部は「敵の意図を完全には把握していない」としつつも、予想外の規模の攻勢に警戒を強めている。
ドイツ軍は濃霧に紛れて複数方面から装甲部隊と歩兵を前進させ、連合軍の前線を局地的に突破。通信線が断たれた部隊もあり、現地では混乱が広がっている。作戦は「ラインの守り」と呼ばれており、戦線の楔を打ち込んでアントワープ奪取を狙うものとみられる。
一方、連合軍は急襲により後退を余儀なくされたものの、前線部隊が各地で抵抗を続けている。とくにアメリカ軍歩兵師団が孤立しつつも要地を保持し、増援到着までの時間稼ぎを図っていると伝えられる。
アルデンヌは冬季で視界が悪く、補給路も限られており、戦闘は今後さらに難航する見通しだ。連合軍関係者は「これは西部戦線で最大級の試練となる」と述べ、情勢は刻々と緊迫度を増している。
— RekisyNews 欧州面 【1944年】
