【カリアリ沖 11月27日】
本日、イタリア・サルデーニャ島南部のスパルティヴェント岬沖にて、イギリス海軍とイタリア王立海軍との間で大規模な海戦が発生した。これは第二次世界大戦における地中海戦線の緊張の高まりを象徴する戦闘であり、両陣営ともに多数の艦艇を投入した。
イギリス側は、H部隊(フォースH)と呼ばれる機動艦隊が、ジブラルタルから出撃。空母アーク・ロイヤルを中心に、戦艦レナウン、巡洋艦数隻および駆逐艦部隊で構成されていた。一方、イタリア側は、これに対抗すべく戦艦ヴィットリオ・ヴェネトを含む主力艦隊をカリアリから出撃させた。
戦闘は午前中から断続的に行われ、英空母艦載機による雷撃や爆撃がイタリア艦隊に損害を与えたものの、決定的な撃沈はなかったと伝えられている。双方とも大きな被害を避けるため、午後には距離を取り戦闘は終了した。
今回の交戦により、地中海の制海権をめぐる英伊両国の対立が一層顕在化した格好だ。英国はマルタ島補給航路の維持を、イタリアは北アフリカ戦線への兵站確保をそれぞれ死守すべく、今後も同様の艦隊戦が頻発する可能性がある。
戦果は限定的であったが、イギリス側が攻勢の主導権を握りつつある兆しも見られ、地中海戦線の今後の展開に注目が集まっている。
— RekisyNews 国際面 【1940年】
