十字軍王国、奇跡の勝利――エルサレム王国軍、モンジザールでサラーフッディーン軍を撃退

【モンジザール 11月25日】

聖地をめぐる攻防の中、エルサレム王国軍が本日、アイユーブ朝の大軍をモンジザールにて撃退し、大勝利を収めた。この戦いは、サラーフッディーン(サラディン)自ら率いる遠征軍との決定的衝突であり、十字軍国家にとって近年稀に見る防衛の成功となった。

防衛軍の総指揮を執ったのは、わずか十代で王位に就いたボードゥアン4世(癩王ボードゥアン)。彼は重い持病を抱えながらも、戦場に自ら姿を現し、兵の士気を鼓舞したという。王の下にはテンプル騎士団の精鋭が加わり、慎重かつ果敢な機動戦術によって、数で勝る敵軍を各個撃破に追い込んだ。

サラーフッディーンは数に勝る軍を展開し、ガリラヤ方面から侵攻を図っていたが、エルサレム側は急進軍でこれを迎撃。戦場では主力が分断され、撤退を余儀なくされた。戦闘は熾烈を極め、多数の捕虜と物資が十字軍側に奪われたと報じられている。

この勝利により、十字軍国家の存続と北部国境の安定が一時的に確保された形となるが、アイユーブ朝の脅威が去ったわけではない。この勝利はあくまで一時の猶予であり、聖地の命運を巡る争いは今後も続くとみられる

— RekisyNews 国際面 【1177年】

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