【フランス・カンブレー 11月20日】
欧州各地で戦いが続く中、本日未明、フランス北部カンブレー付近で英軍が大規模攻勢を開始した。これまでの塹壕戦を打開するべく、英軍は戦車を数百両規模で動員し、砲撃を抑えて奇襲を図るという新たな戦法を試みている。戦場では轟音と土煙が立ち上り、前線の様相は大きく変わりつつある。
攻勢は早朝、濃霧の中を縫うように始まり、戦車隊が鉄条網を薙ぎ倒して前進。後続の歩兵がこれに続き、ドイツ軍の第一線陣地は各所で突破されたとみられる。現地通信員によれば、「地面そのものが進んでくるようだった」と語る兵士もおり、戦車の投入が戦局に新たな衝撃を与えたことは明らかだ。
ただし、突破後の占領維持や補給の確保には課題が残り、戦車も地形や機械故障の影響を受けやすい。ドイツ軍側はすでに増援部隊を前線へ投入しているとの情報もあり、今後の反撃の有無が注目される。英軍司令部は「本日の前進は順調」と発表したが、戦闘はなお続いており、情勢は予断を許さない。
カンブレーの地は、これまで両軍が長くにらみ合ってきた要衝であり、今回の攻勢は欧州大戦の行方を左右しうる重要な局面とみられている。前線は刻々と変化しており、さらなる戦闘激化が予想される。
— RekisyNews 国際面 【1917年】
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