天下分け目の大戦、東軍が制す──関ヶ原で徳川家康が西軍に決定的勝利

【美濃国不破郡関ヶ原 10月21日】

本日未明より、美濃・関ヶ原の地にて繰り広げられた「関ヶ原の戦い」において、徳川家康率いる東軍が石田三成率いる西軍を撃破した。戦国乱世の終焉を告げる決定的な戦いとされ、天下の帰趨が大きく動いた一日となった。

両軍の総勢は東軍約7万4千、西軍は8万を超えるとされ、戦場一帯は夜明けと共に濃霧に包まれる中、両軍の激突で戦局が開始。東軍先鋒の福島正則隊が西軍宇喜多秀家隊と激戦を交えた。

戦況が大きく動いたのは午前11時頃、当初西軍方に属していた小早川秀秋が突如東軍に寝返り、松尾山から西軍本陣を攻撃したことによる。これを合図に、脇坂安治、朽木元綱ら他の西軍諸将も次々と東軍側に転じ、石田三成本隊は四方を囲まれる形で壊滅的打撃を受けた。

三成は戦場を脱したものの、追手により間もなく捕縛される見通し。毛利輝元を総大将とする西軍の勢力は崩壊し、徳川家康の天下掌握がほぼ確実となった。

今回の勝利により、家康は諸大名からの支持を一層強固なものとし、新たな政権樹立に向けた動きを加速させると見られる。

日本全国を巻き込んだ戦国時代は、この関ヶ原の地でひとつの大きな節目を迎えた。

— RekisyNews 政治面 【1600年】

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