【ワルシャワ/ミンスク 2月14日】
本日、ポーランド軍とロシアの赤軍部隊との間で武力衝突が発生し、事実上の戦争状態に入った。昨年独立を回復したばかりのポーランドと、革命政権下のロシアとの対立は、ついに東欧の平原で銃火を交える事態となった。
衝突はリトアニア・ベラルーシ方面で発生したと伝えられ、双方が前線を押し上げつつある。ポーランド側は、旧帝国支配下にあった東方地域の確保を目指し軍を進めている。一方、赤軍は革命の理念を掲げ、かつてロシア帝国の版図であった地域の奪還を図る構えだ。
新生国家ポーランドの国境は未だ確定しておらず、東部の支配権を巡る対立は以前から緊張を孕んでいた。ロシア内戦が続く中、赤軍の西進とポーランド軍の東進が交錯し、両軍の思惑が正面から衝突した格好である。
市内では動員命令が出され、駅には兵士を送り出す家族の姿が見られる。民衆の間には不安とともに、独立を守ろうとする熱気も広がっている。
東欧の勢力図を左右する一戦となる可能性が高く、周辺諸国も固唾をのんで成り行きを見守っている。戦火は広がるのか、それとも短期で収束するのか。新しい時代の秩序は、いま試練に直面している。
— RekisyNews 欧州戦局面 【1919年】
