満洲・通化で日本人蜂起、数千人犠牲か

【通化 2月3日】

満洲東部の通化において本日、日本人居留民の一部が武装蜂起し、現地を掌握していた中国側の武装部隊と衝突する事態が発生した。現地からの報によれば、蜂起は旧日本軍関係者や在留日本人を中心に突発的に起こり、武器庫の制圧や施設占拠が試みられたという。

しかし、事態は短時間で制圧側の反撃を受け、組織的な武力行使によって蜂起は鎮圧された。鎮圧の過程で多数の日本人が拘束され、その後、銃撃や処刑による犠牲が相次いだとの証言が伝えられている。正確な人数は不明だが、数千人規模の死者が出た可能性があると現地関係者は語っている。

通化一帯では終戦後も治安が不安定な状態が続いており、日本人居留民は武装解除と帰還を待つ立場に置かれていた。今回の蜂起は、生活不安や報復への恐怖が背景にあったとみられ、現地では緊張が一気に爆発した形となった。

市内では現在も外出が厳しく制限され、家屋の捜索や拘束が続いているという。混乱の中で多くの日本人が行方不明となっており、事態の全容解明にはなお時間を要する見通しだ。

— RekisyNews 社会面 【1946年】

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