ベトナム和平へ大きな一歩 パリ協定が本日発効

【パリ 1月28日】

長期にわたり激しい戦闘が続いてきたベトナム戦争の終結を目指す「パリ和平協定(ベトナム和平パリ協定)」が本日発効した。これにより、アメリカ合衆国、北ベトナム、南ベトナム、南ベトナム解放民族戦線の四者間で合意された停戦と政治的解決の枠組みが、正式に効力を持つこととなった。

同協定は今月27日にパリで調印されたもので、即時停戦の実施、アメリカ軍および同盟軍の撤退、捕虜の交換、南ベトナムの政治的将来を当事者間協議で決定することなどを柱としている。本日の発効により、20年近く続いたインドシナ地域の大規模戦争は、名目上の終止符を打たれた形となる。

発効を受け、在南ベトナム米軍の段階的撤収が本格化するとみられ、各地では停戦監視のため国際監視委員会の活動も開始される見通しである。一方、南北ベトナム間の政治的対立は依然として根深く、停戦が恒久的な平和につながるかどうかについては慎重な見方も少なくない

アメリカ国内では長引く戦争への反発が強まっていただけに、今回の協定発効は一つの節目として受け止められている。国際社会もまた、冷戦下における地域紛争の収束例として、その行方を注視している。

— RekisyNews 国際面 【1973年】

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