普仏戦争、パリ包囲戦が終結 プロイセン軍が首都を占領

【パリ 1月28日】

1870年夏に勃発した普仏戦争は、本日、フランスの首都パリを舞台とした長期の包囲戦が終結し、新たな局面を迎えた。プロイセンを主導とする北ドイツ連邦軍は、昨年9月以来続けてきた包囲を通じてパリを完全に孤立させ、ついにフランス政府側が停戦に応じる形で市内への進駐を実現した。

包囲下のパリでは、食料や燃料の欠乏が深刻化し、市民生活は極度の困窮に陥っていた。動物園の動物が食料として処分されるなど、異常な状況が各所で報告され、士気の低下は避けられなかった。こうした中での停戦合意は、軍事的敗北のみならず、フランス第二帝政崩壊後の新政府にとっても苦渋の決断であった。

今回のパリ占領により、プロイセン側は戦争の主導権を決定的なものとし、すでにヴェルサイユではドイツ諸邦の統合を象徴する動きも進んでいる。一方、敗戦に直面したパリ市内では、今後の政体や講和条件をめぐり不穏な空気が漂い始めており、戦後のフランス社会が新たな動揺に直面する可能性も指摘されている。

— RekisyNews 国際面 【1871年】

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