【トブルク 1月22日】
北アフリカ戦線において、英連邦軍は本日、進行中のコンパス作戦の一環として、リビア東部の港湾都市トブルク要塞を制圧した。地中海沿岸に位置する同要塞は、イタリア軍にとって補給と防衛の要であり、その陥落は戦局に重大な影響を与えるものとみられる。
英軍は昨年末からエジプト国境を越えて反攻に転じ、機動力を活かした進撃でイタリア第10軍を各地で撃破してきた。トブルク周辺では、包囲と集中砲撃を組み合わせた攻撃が続けられ、守備に当たっていたイタリア軍は次第に抵抗力を失った。現地からの報告によれば、多数のイタリア兵が捕虜となり、装備や弾薬もほぼ無傷のまま英軍の手に渡ったという。
トブルク港の確保により、英軍は地中海沿岸での補給拠点を獲得し、今後の西方進撃を有利に進める足場を築いた。一方、イタリア軍にとっては、防衛線の中核を失った形となり、リビア全域の戦略態勢の立て直しを迫られることになる。
北アフリカ戦線では、欧州本土とは異なる砂漠戦特有の機動戦が展開されている。今回の要塞陥落は、英軍が主導権を握りつつあることを内外に示す象徴的な出来事として注目されている。
— RekisyNews 国際面 【1941年】
