ビアフラ戦争終結 ナイジェリア内戦に幕、連邦政府が勝利宣言

【ラゴス 1月12日】

1967年から続いていたナイジェリア内戦、いわゆるビアフラ戦争が本日終結した。連邦政府は、東部地域で分離独立を掲げていたビアフラ共和国側が降伏したことを受け、国内の戦闘状態が完全に収束したと公式に発表した。

この戦争は、石油資源を多く抱える東部地域の主導権を巡る政治的対立と、民族間の緊張を背景に勃発した。イボ人を中心とするビアフラ側は独立国家の樹立を宣言したが、連邦政府軍は圧倒的な兵力と物量で包囲戦を展開し、長期の消耗戦へと持ち込んだ。とくに封鎖政策により食料や医薬品の供給が断たれ、民間人を中心に深刻な飢餓と人道危機が発生したことで、国際社会の注目を集めた。

連邦政府のゴウォン将軍は声明で、「勝者も敗者も存在しない。あるのは一つのナイジェリアだけだ」と述べ、報復や処罰を行わない方針を強調した。政府は今後、旧ビアフラ地域の再統合と復興を進め、国民和解を図るとしている。

一方で、戦争による犠牲者は数十万から数百万人に及ぶとも推定され、国内には難民や孤児があふれている。内戦終結は新たな出発点であると同時に、深い傷跡を残した現実を突きつけるものとなった。ナイジェリアが民族融和と国家再建を実現できるか、今後の歩みが問われている。

— RekisyNews 国際面 【1970年】

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