【ダーダネルス 1月9日】
第一次大戦における大規模作戦の一つとして続いてきたガリポリの戦いで、英軍部隊は本日、ヘレス岬からの離脱をすべて完了した。これにより、1915年春以来続いてきた連合軍のガリポリ半島作戦は、事実上その幕を閉じた。
ガリポリ作戦は、ダーダネルス海峡を突破しオスマン帝国を戦争から脱落させることを狙い、英仏軍を主力として開始された。しかし、険しい地形とオスマン軍の激しい抵抗に阻まれ、戦線は膠着。補給の困難や病気の蔓延も重なり、戦果は乏しいまま多数の死傷者を出す結果となった。
昨年末には北部戦線であるスブラ湾およびアンザック湾からの撤退が実施され、大きな混乱を生じさせることなく成功裏に完了していた。今回のヘレス岬からの撤収完了により、連合軍はガリポリ半島全域から姿を消すことになる。
この作戦は、戦略的目標を達成できなかった一方で、両軍に甚大な犠牲を強いた戦いとして記憶されることとなる。英国内では軍指導部の判断を問う声も高まりつつあり、戦争遂行体制の見直しを迫る出来事として、今後の政軍両面に影響を及ぼす可能性がある。
— RekisyNews 国際面 【1916年】
