【マニラ 1月6日】
東南アジアで進められていた大規模な同時多発テロ計画が、事前の捜査で発覚した。捜査当局によると、アルカーイダに連なる過激派が関与したとされる「ボジンカ計画」は、国際線旅客機を標的に多数の爆破を引き起こす内容を含み、実行されていれば甚大な被害が予想されていた。
発覚の端緒は、拠点の一つとされるフィリピンでの捜査過程における不審物の発見と情報分析だった。計画には、機内での小型爆発物の使用や、航空インフラへの攻撃構想が含まれていたとされ、航空安全を根底から揺るがす脅威として受け止められている。
関係国は直ちに情報共有を進め、空港の保安体制や搭乗検査の強化に動いた。専門家は、国境を越えるテロへの対応には多国間協力が不可欠と指摘し、捜査・情報の連携が被害抑止に直結した点を評価している。
年初に明らかになった今回の摘発は、冷戦後の国際社会が直面する新たな安全保障上の課題を浮き彫りにした。未然防止の重要性が改めて示された形で、各国の警戒と対策の継続が求められている。
— RekisyNews 国際・治安面 【1995年】
