【ニューヨーク植民地・カリヨン砦近郊 3月13日】
本日、ジョージ湖北端の深い森において、フランス軍と同盟先住民部隊が、イギリス軍の遊撃部隊「ロジャーズ・レンジャーズ」を急襲し、壊滅的な打撃を与えた。積雪数フィートに及ぶ極寒の中、双方が「かんじき」を履いて行われたこの戦闘は、フランス側の完全な勝利に終わった。
ロジャーズ大尉率いる約180名のレンジャー部隊は、フランス軍の拠点であるカリヨン砦(タイコンデロガ)の偵察に出向いていた。しかし、フランス軍のラングラード大尉らは、先住民部隊とともに渓谷の斜面に伏兵を配置。雪中を行軍するイギリス軍に対し、一斉射撃を浴びせた。
イギリス兵たちは深い雪に足を取られながらも、かんじきを駆使して応戦したが、地の利を活かしたフランス・先住民連合軍の猛攻を前に崩壊。白兵戦に持ち込まれると、レンジャー部隊の約3分の2が戦死または捕虜となる惨状を呈した。ロジャーズ大尉自身は混乱に乗じて辛うじて戦場を脱出したと報じられている。
この敗北は、北米の奥地におけるゲリラ戦において、イギリス軍がいかに苦戦を強いられているかを象徴している。フランス軍は先住民から学んだ森林戦の技術を完璧に使いこなし、大英帝国の精鋭部隊を圧倒した。
カリヨン砦の守備隊は勝利を祝っているが、イギリス軍は依然として大規模な反撃を計画しており、この「北米の主導権」を巡る戦火はさらに激しさを増すものと見られる。
— RekisyNews 国際面 【1758年】
