絶叫マシン新時代、習志野に上陸 ── 日本初「コークスクリュー」谷津遊園で始動

【千葉・習志野 3月13日】

本日、千葉県習志野市にある「谷津遊園」において、アメリカ生まれの最新鋭アトラクション、旋回式超高速走車「コークスクリュー」が営業を開始した。最大の特徴である「2連続の螺旋状宙返り」を一目見ようと、早朝から親子連れや若者たちが長蛇の列を作り、海沿いの園内は熱狂的な歓声に包まれている。

導入された機体は、米アロー・ダイナミクス社製。全長約360メートルのコースを、最高時速約60キロで駆け抜ける。最大の難所は、地上約15メートルの高さから急降下した直後に待ち構える2回転の螺旋(コークスクリュー)部分だ。従来のコースターが垂直方向に走るのに対し、この新兵器はコルク抜きのように回転しながら進むことで、乗客に強烈な遠心力と「天地が逆転する」未体験の視覚効果をもたらす。

初乗りを終えた学生の一人は「逆さまになった瞬間、目の前の海と空がひっくり返って驚いた。これまでのジェットコースターとは全くの別物だ」と興奮気味に語った。運営側も、安全確保のために肩を固定する最新の「ハーネス型安全バー」を導入しており、スリルと安全性の両立を強調している。

谷津遊園が仕掛けたこの「回転の魅力」は、日本のレジャー産業に多大な影響を与えることは間違いない。すでに他の有力遊園地も導入を検討しているとの情報もあり、昭和50年代の遊園地界は、まさに「絶叫マシンの大回転時代」へと突入しようとしている。

— RekisyNews 社会面 【1977年】

アイキャッチ画像 中竹たけし – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=109483614による

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