【京都 3月7日】
本日、京都・二本松にある薩摩藩家老・小松帯刀邸において、長年激しく対立してきた薩摩藩と長州藩が、電撃的に軍事同盟を締結した。土佐の脱藩浪士・坂本龍馬らの仲介により、長州の代表・木戸准一郎(桂小五郎)と薩摩の西郷吉之助(隆盛)が、日本の将来を見据えて固い握手を交わした。
両藩は、かつて御所の門前で砲火を交えた「禁門の変」以来の仇敵であった。しかし、幕府による第二次長州征伐の危機が迫る中、坂本龍馬は「今のままでは日本は異国に飲み込まれる」と説得。薩摩が名義を貸して長州の武器を調達し、戦時には互いに援護するという、六箇条からなる密約がついに成った。
会談は当初、薩摩側がなかなか提携を切り出さず、決裂の危機にあった。しかし、本日、木戸が帰国を決意した土壇場で、西郷が「長州の苦境は見過ごせない」と折れる形で合意に至ったという。これにより、幕府の権威を支える二大雄藩が共闘に転じ、徳川による統治体制は根底から揺らぐことになる。
「倒幕」という言葉こそ表には出されていないが、この盟約は事実上の対幕府軍事戦線の形成を意味する。坂本龍馬は、この歴史的合意の証人として、誓約書の裏面に「正しく相違なし」との裏書きを記す予定だ。
— RekisyNews 政治 【1866年】
