「銀世界の祭典」開幕 ── 長野パラリンピック、聖火灯る

【長野 3月5日】

本日午後、長野市のエムウェーブにおいて、第7回冬季パラリンピック競技大会「長野パラリンピック」の開会式が盛大に執り行われた。冬季大会としてはアジアで初めての開催となり、世界32カ国・地域から約1,100人の選手・役員が集結。3月14日までの10日間にわたる熱戦の火蓋が切られた。

開会式のテーマは「希望の輝き」。最終聖火ランナーを務めた元アルペンスキー選手の加藤正氏らによって聖火台に火が灯されると、会場内は割れんばかりの拍手と歓声に包まれた。天皇皇后両陛下ご臨席のもと、多様な個性が光り輝く「共生社会」への願いが込められた演出が披露された。

今大会では、アルペンスキー、クロスカントリースキー、アイススレッジホッケー、アイススレッジスピードレース、バイアスロンの5競技34種目が実施される。特に、今回から正式競技となったアイススレッジホッケーや、日本勢のメダル量産が期待されるチェアスキーなど、雪と氷の上で繰り広げられる異次元のパフォーマンスに注目が集まっている。

長野オリンピックの熱狂冷めやらぬ中、ボランティア活動やバリアフリー改修など、市民による受け入れ態勢も万全だ。「勇気」と「インスピレーション」を届けるアスリートたちの姿は、人々に深い感動を与えるだけでなく、障害者スポーツの認知度を劇的に高める転換点となるに違いない。

10日間にわたる大会期間中、信州の山々は世界中から集まった「不屈の魂」たちの歓喜と興奮に彩られることになる。

— RekisyNews スポーツ面 【1998年】

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