サミュエル・コルト、回転式拳銃の特許取得

【ワシントン 2月25日】

銃器の歴史を根底から覆す、画期的な発明が本日、正式に認められた。米国特許商標局は、コネチカット州の若き発明家サミュエル・コルト(21)に対し、回転式拳銃(リボルバー)の特許を交付した。一発撃つごとに弾を込め直す必要があったこれまでの常識を打ち破り、円筒形の弾倉(シリンダー)が回転することで連続して弾丸を放つこの機構は、個人の防衛能力と軍事戦略を盤石なものへと変貌させる「歴史的な連射」の幕開けである。

今回の特許取得の背景には、コルトが10代の頃、航海中の船の舵輪(ステアリング・ホイール)が回転し、一定の位置で固定される動きに着想を得たという驚くべき閃きがある。彼は木片を削り出し、シリンダーが引き金と連動して正確に回転し、次弾を銃身と一直線に並べる複雑なラチェット機構を考案。これは、銃器の信頼性を飛躍的に高めるだけでなく、「戦いの場での平等を全人類にもたらす」という、彼の野心的な哲学を体現したものである。

現場となったワシントンの特許局周辺では、この新発明がもたらす破壊力と利便性に、軍関係者や銃器商たちが熱い視線を送っている。コルトはすでに、ニュージャージー州パターソンに工場を設立する準備を進めており、量産化への体制を盤石に整えつつある。ある銃器専門家は「これまでは数に勝る敵に対して一人で立ち向かうのは不可能だった。しかし、コルトの拳銃があれば一人が六人の敵を制することさえ可能になる」と、興奮した面持ちで語った。

この回転式拳銃の普及が、フロンティア(境界)を押し広げる開拓者たちの護身術を劇的に変え、米国の西部開拓史を盤石なものにしていくのではないかとの見方もある。また、この連射機構が後の自動拳銃へと繋がる武器開発にいかなる連鎖反応を及ぼし、戦場の様相をいかに変えていくのか。若きコルトが手にした一通の特許状が、世界の火器史にいかなる「轟音」を轟かせるのか、その行方が鋭く注目される。

— RekisyNews 工報 【1836年】

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