【コペンハーゲン 2月25日】
欧州を覆う戦火が日に日に激しさを増す中、北の国々が断固たる拒絶の意思を示した。本日、コペンハーゲンにおいて開催されたスウェーデン、デンマーク、ノルウェーの三カ国外相会談は、現在進行中の第二次世界大戦に対し、共同して厳正な中立を維持するとの共同宣言を発表した。大国の軍事戦略に翻弄される歴史を繰り返さぬよう、北欧諸国は互いの結束を盤石にし、平和の防波堤を築く構えだ。
今回の共同宣言の背景には、昨年末から続くソ連によるフィンランド侵攻(冬戦争)と、英独両陣営による北海・スカンジナビア半島への干渉という、二重の脅威がある。三カ国の外相らは、いかなる交戦国の軍事要求にも応じず、自国の領土・領空・領海を侵犯させないことを再確認した。これは、強大な武力を背景にした大国の圧力に対し、小国が連帯して対抗するという、国際法に基づいた道徳的かつ戦略的な防衛策である。
現場となった会談会場の外には、北欧各国の報道陣が詰めかけ、三外相が固く握手を交わす姿を期待を込めて見守った。ノルウェーのコー、スウェーデンのギュンター、デンマークのムンクの各外相は、共同声明の中で「我々の目的は、この破壊的な紛争から北欧を隔離することにある」と強調。ある外交筋は「この宣言は、平和を愛する民衆の声を代弁したものだ」と語る一方、別の関係者は「ナチス・ドイツと英国の双方が北海の鉄鉱石輸送ルートを狙う中、この紙切れ一枚で軍靴を止められるかが正念場だ」と、厳しい表情で付け加えた。
この「中立宣言」が、北欧諸国を戦火から守る盤石な盾となり、将来的に北欧諸国が独立した平和勢力として国際社会に貢献する礎となるのではないかとの見方もある。しかし、ドイツによるノルウェー・デンマークへの野心が囁かれる中、この共同歩調がどこまで維持されるのか。コペンハーゲンの冷たい冬空の下で誓われた「不参戦」の決意が、第二次世界大戦という未曾有の荒波をいかに乗り越えていくのか、その行方が鋭く注目される。
— RekisyNews 外報 【1940年】
