【東ベルリン 2月21日】 東西冷戦の緊張が極限に達する中、世界の平和勢力が分断の都市ベルリンに集結した。本日、当地において世界平和評議会の第1回総会が開催され、アメリカ、イギリス、フランス、ソビエト連邦、中国の五大国に対し、紛争を平和的に解決するための平和協定締結を強力に求める決議、通称「ベルリンアピール」を採択した。
今回の総会には、世界各国から宗教界、文化界、科学界の代表者らが多数出席。前年に世界中で5億人以上の署名を集めた「ストックホルム・アピール」の成果を背景に、さらなる平和への具体的な行動が協議された。採択された「ベルリンアピール」は、五大国間の対立が第三次世界大戦を誘発しかねない現状に強い警鐘を鳴らし、武力ではなく対話による国際秩序の再構築を訴えている。
現場となった会場周辺には、平和の象徴であるピカソの鳩を掲げた市民が詰めかけ、演壇に立った代表者が「平和は待つものではなく、勝ち取るものである」と宣言すると、万雷の拍手が沸き起こった。特に朝鮮半島で続く武力衝突(朝鮮戦争)への懸念は根深く、議論の多くが軍備拡張の停止と、国連を通じた平和維持機能の回復に割かれた。
この「ベルリンアピール」が、核兵器の脅威に怯える世界各国の世論にどのような影響を与え、大国間の硬直した外交関係を動かすきっかけとなるのか。西側諸国の一部からは「共産主義圏の宣伝活動」と警戒する声も上がっているが、国境を越えた平和運動のうねりが、新たな国際合意形成への圧力となるのではないかとの見方もある。軍事対立から対話への転換を迫るこの叫びが、今後の国際情勢にどう反映されるのか、その進展が世界的に注目される。
— RekisyNews 社会面 【1951年】
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