米軍、エニウェトク環礁へ侵攻開始。キャッチポール作戦発動

【エニウェトク 2月17日】

本日、中部太平洋マーシャル諸島の北西端に位置するエニウェトク環礁に対し、米軍機動部隊による大規模な侵攻が開始された。クェゼリン環礁を制圧した米軍は、次なる攻略目標をこのエニウェトクに定め、本日未明より艦砲射撃と航空攻撃を集中させている。

「キャッチポール作戦」と名付けられたこの攻勢において、米軍はハリー・ヒル少将率いる任務部隊を投入。本日午後には、環礁北部のエンゲビ島近隣にある小島への上陸を果たし、主攻目標である飛行場所在地・エンゲビ島への足がかりを築いた。沖合には戦艦や空母が展開し、島内の日本軍陣地に対して猛烈な砲撃を浴びせ続けている。ヤシの木がなぎ倒され、黒煙が島を覆う凄惨な光景が広がっている。

一方、迎え撃つ日本軍の守備隊は、西畑敏中将率いる第一機動旅団を中心とする約三千名弱と見られる。日本軍は強固な地下陣地やタコ壺状の掩体壕を構築し、圧倒的な火力を誇る米軍に対して徹底抗戦の構えを見せている。通信網が遮断されつつある中、守備隊は「一歩も退かぬ」との決意で各個撃破を狙い、ジャングルや砂浜の至る所で小規模ながら激しい戦闘が発生している模様だ。

これに呼応し、米軍は南西に位置する一大拠点・トラック諸島に対しても大規模な空襲を本日より並行して実施しており、日本軍の増援を遮断する構えを見せている。エニウェトクはマリアナ諸島への進攻を占う戦略上の要地であり、この環礁を巡る攻防は今後数日間にわたり、熾烈を極めることが予想される。

— RekisyNews 社会面 【1944年】

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