英軍、シンガポールで降伏 ーー 山下軍、要衝を制圧

【シンガポール 2月15日】

本日夕刻、マレー半島を南下してきた日本軍に対し、シンガポール防衛を担っていたイギリス軍が降伏した。司令官パーシヴァル中将は、日本軍司令官山下奉文中将と会見し、無条件降伏を受け入れたと伝えられる。

昨年末以来、日本軍はマレー半島各地を急速に制圧し、航空優勢を背景に英軍拠点を次々と攻略してきた。シンガポールは「東洋のジブラルタル」と称される堅固な要塞とされていたが、水源地の確保や弾薬の不足が深刻となり、防衛は困難を極めていた。

市内では砲撃の音が止み、住民らは不安と緊張の中で成り行きを見守っている。港湾施設や倉庫の一部は損壊し、軍関係者や民間人の間には混乱も見られる。

英本国はこれまで極東防衛の拠点として同地を重視してきたが、帝国の威信に大きな衝撃を与える結果となった。東南アジアの戦局は今後大きく変動する見通しである。

日本軍は秩序維持に努める方針を示しているが、占領後の統治がどのように行われるかはなお不透明である。

— RekisyNews 国際面 【1942年】

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