【ジュネーブ 2月15日】
国際標準化機構(ISO)は本日、プログラミング言語「Ada」の規格改訂を正式に承認した。今回の改訂により、Adaは国際規格として初めてオブジェクト指向の概念を体系的に取り入れた言語となった。
Adaはもともと米国国防総省の主導により開発され、安全性と信頼性を重視した設計で知られる。航空宇宙、鉄道、医療機器など、高い信頼性が求められる分野で広く採用されてきた。1980年代に国際規格として制定された後も改良が続けられ、今回の改訂では抽象データ型の拡張や継承機構の導入など、現代的な開発手法に対応する機能が盛り込まれた。
関係者は、大規模ソフトウェア開発の複雑化に対応するため、再利用性と保守性を高める設計が不可欠だったと説明する。今回の改訂により、既存の安全志向の設計思想を保ちながら、より柔軟なプログラム構築が可能になると期待されている。
ソフトウェア技術の国際標準が進化を続けるなか、Adaは再び注目を集めることとなりそうだ。
— RekisyNews 科学面 【1995年】
