【ウィーン 2月15日】
本日、作曲家ヨハン・シュトラウス2世の新作ワルツ『美しく青きドナウ』がウィーンで初演された。会場となったディアナバートでの演奏には多くの市民が詰めかけ、新たな舞曲の誕生を見守った。
作品はドナウ川の流れを思わせる優雅な旋律を持ち、軽やかな三拍子のリズムが特徴である。シュトラウス2世はこれまでも数々の舞曲で人気を博してきたが、今回の新作はとりわけ叙情性が強く、聴衆の間では「川のきらめきが音に映るようだ」との声も聞かれた。
当初は合唱付きの編成で披露されたが、豊かな旋律美が際立ち、今後は管弦楽のみの演奏としても広く親しまれる可能性が高いと見られる。ウィーン社交界における舞踏会シーズンの新たな定番となるか、注目が集まる。
音楽の都ウィーンに、また一つ象徴的なワルツが加わった形だ。
— RekisyNews 文化面 【1867年】
