【東京 2月13日】
本日、東京都内および愛知県内の小売店で販売中の菓子から青酸化合物が混入している疑いが判明し、警察が回収と捜査に乗り出した。発見された商品はいずれも市販の菓子で、外観上は通常の商品と区別がつかない状態だったという。
関係当局によれば、店頭で不審物の通報があり、鑑定の結果、人体に有害な青酸系物質が検出された。幸いにもこれまでに健康被害の報告はないが、消費者に対し該当商品の購入・摂取を控えるよう注意が呼びかけられている。
今回の発見は、昨年来続く一連の企業脅迫事件と関連している可能性が高いとみられている。警察は、これが実際に毒物入りの菓子が店頭に置かれた最後の確認事例となる可能性も視野に入れ、広域的な捜査を継続している。
各地の小売店では商品の一斉点検が行われ、流通業界には緊張が走っている。消費者の不安も広がっており、企業側は安全対策の強化と信頼回復に向けた対応を迫られている。
事件の全容解明にはなお時間を要するとみられるが、警察は関係情報の提供を広く求めている。
— RekisyNews 社会面 【1985年】
