海舶互市新例を制定 ーー 幕府、長崎貿易を厳格統制へ

【江戸 2月14日】

本日、江戸幕府は海外貿易を統制する新たな法令「海舶互市新例」を制定した。長崎に来航する清国船およびオランダ船との交易を厳しく制限し、輸入品目や銀の流出を抑えることを目的とする。

近年、長崎を通じた海外貿易は活況を呈する一方、銀の大量流出や奢侈品の流入が問題視されてきた。幕府はこれを憂慮し、来航船の隻数を制限するとともに、輸入品の取扱いを厳格に管理する方針を固めた。とりわけ清国船については来航数を大幅に絞り、取引額にも上限を設けるという。

幕府関係者は、「国益を守り、通貨の安定を図るための措置」と説明している。今回の新例は、新井白石の建議に基づくものとされ、財政の立て直しと秩序ある貿易の確立を目指す狙いがある。

長崎の商人らの間では、取引縮小への懸念が広がる一方、幕府の統制強化を当然視する声も聞かれる。鎖国体制のもとで行われる限られた海外交易は、今後いっそう厳密な管理下に置かれることとなる。

— RekisyNews 政治面 【1715年】

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