兄に抗する二王の盟約 ーー ストラスブールで歴史的誓約

【ストラスブール 2月14日】

フランク王国の分裂が続く中、本日ストラスブールにおいて、西フランク王シャルルと東フランク王ルートヴィヒが、長兄ロタールに対抗して協力することを公然と誓った。両王は軍勢を前に盟約を交わし、互いに背くことなく連携することを約束した。

ロタールは皇帝の地位を保持し、父ルートヴィヒ(敬虔王)の後継を巡って弟たちと争いを続けている。今回の誓約は、こうした内戦の帰趨を左右する重大な動きと見られる。

特筆すべきは、シャルルがルートヴィヒの軍勢に向けてルートヴィヒの言葉で、またルートヴィヒがシャルルの軍勢に向けてシャルルの言葉で誓約を述べた点である。これは双方の兵に誠意を示すための配慮であり、異なる言語で交わされた誓いとして広く注目を集めている。

この誓約により、両王の連携は一層強固なものとなり、ロタールとの対立は新たな局面を迎えることとなろう。フランクの地における兄弟の争いは、いよいよ決定的な段階へと進みつつある。

— RekisyNews 欧州面 【842年】

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