炎に沈む古都 ーー ドレスデン大空襲始まる

【ドレスデン 2月13日】

エルベ河畔の文化都市ドレスデンが、激しい空襲に見舞われた。イギリス空軍に続き、アメリカ陸軍航空隊の編隊が市街上空に来襲し、爆弾と焼夷弾を投下。市内各所で大火災が発生し、炎は夜空を赤く染めた。

ドレスデンはこれまで大規模な戦禍を免れてきた都市で、劇場や美術館、教会堂など多くの歴史的建造物を擁している。避難民も流入しており、人口は膨れ上がっていたとみられる。今回の空襲では中心部一帯が火の海となり、強烈な爆風と火災旋風が発生したとの証言も伝わる。

救援活動は夜を徹して続けられているが、瓦礫の下に取り残された市民も多いとされ、犠牲者は2万人を超える可能性があるとの見方も出ている。正確な被害状況はなお不明である。

軍事的目標を巡る議論が各方面で交錯する中、エルベの都は壊滅的な打撃を受けた。焼け落ちた市街には煙が立ち込め、鐘楼の影が炎に揺れる光景が広がっている。

— RekisyNews 国際面 【1945年】

アイキャッチ画像 Deutsche Fotothek‎, CC BY-SA 3.0 de, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=7937338による

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