【鎌倉 2月13日】
本日夕刻、鎌倉の鶴岡八幡宮において、鎌倉幕府第3代将軍・源実朝が参拝の帰途、石段上で凶刃に倒れた。襲撃者は実朝の甥にあたる公暁とされ、その場で実朝は命を落としたという。
実朝は右大臣拝賀のため社参し、式を終えて下りるところで待ち伏せを受けたと伝えられる。境内には雪が残り、松明の明かりが揺れる中で突然の出来事が起きた。周囲は騒然となり、護衛の武士らが公暁を追った。
公暁は逃走を図ったものの、ほどなくして討ち取られ、即日その命を絶たれた。将軍家の血を引く者同士の刃傷という異例の惨事は、鎌倉中に大きな衝撃を与えている。
実朝は歌人としても名高く、政務の安定を図る一方で朝廷との関係強化にも努めてきた。だが、源頼朝の直系はこれにて絶えた形となり、源氏将軍の系譜はここに断絶することとなった。
幕府中枢では今後の体制維持について協議が急がれている。御家人の間では動揺が広がり、鎌倉の行く末を案ずる声が絶えない。武家政権の将来に重大な影を落とす事件となった。
— RekisyNews 政治面 【1219年】
