革命勢力、首都テヘラン掌握 王制崩壊、新政権樹立へ

【テヘラン 2月11日】

本日、聖職者 ルーホッラー・ホメイニー の指導のもとに結集した革命勢力が、首都 テヘラン の主要官庁・放送施設・軍事拠点を次々に制圧し、全市を掌握した。これにより、長年続いた王制は事実上崩壊し、新たな革命政権が成立したとみられている。

市内では未明から銃声が断続的に響き、旧体制に忠誠を誓う部隊と革命側武装組織との間で衝突が発生した。しかし正午前後には多くの部隊が抵抗を放棄、もしくは革命側に合流し、戦闘は急速に沈静化した。国営放送局は革命側の管理下に置かれ、旧政権の命令系統は完全に麻痺した状態となっている。

革命勢力は声明を発表し、「専制と腐敗の時代は終わった」と宣言。国外に滞在中の国王モハンマド・レザー・シャーの復帰を否定し、国民の意思に基づく新体制の樹立を進める方針を明らかにした。ホメイニー師は支持者に対し、略奪や私的報復を戒め、秩序維持に協力するよう呼びかけている。

街頭では、長年の政治的抑圧や経済格差への不満を爆発させた市民が歓喜の声を上げ、革命側兵士と抱き合う姿も見られた。一方で、今後の国家体制や宗教の位置づけをめぐっては不透明な点も多く、社会の行方を案じる声も少なくない。

王制崩壊と革命政権の成立は、中東情勢のみならず国際政治全体に大きな影響を及ぼすとみられ、各国は事態の推移を注視している。

— RekisyNews 国際面 【1979年】

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