【長野 2月11日】
第18回冬季オリンピック長野大会は本日、フリースタイルスキー・モーグル女子決勝が行われ、日本代表の里谷多英が見事な滑りで金メダルを獲得した。これは冬季オリンピックにおける日本人女子として初の金メダルとなり、日本スポーツ史に新たな一頁が刻まれた。
競技は長野県白馬村の会場で実施され、急斜面に設けられたコブとジャンプが選手たちの技量を試した。里谷はスピード感あふれる滑走と安定したターン、正確なエアで高得点を獲得。決勝では他国の有力選手を抑え、首位の座を守り切った。
これまで日本勢は冬季大会で男子選手の活躍が目立っていたが、女子選手による金メダル獲得は初の快挙となる。会場には大きなどよめきと歓声が広がり、ゴール後にガッツポーズを見せた里谷の姿は、多くの観衆の記憶に強く残った。
今大会は開催国として注目を集める中での戦いとなったが、その重圧を跳ねのけたこの勝利は、日本女子スポーツの可能性を大きく広げる象徴的な出来事といえる。長野の雪上で輝いた金メダルは、次世代の選手たちにとっても大きな目標となるだろう。
— RekisyNews スポーツ面 【1998年】