【ニューヨーク 2月10日】
本日、ニューヨークにおいて、YWCA(Young Women’s Christian Association)が設立された。都市化が急速に進む中、地方から流入する若い女性の生活と就労を支える組織の誕生として、宗教界や慈善関係者の注目を集めている。
新団体は、住居の紹介、職業訓練、道徳教育を柱に、都市で孤立しがちな女性たちの自立を後押しすることを目的とする。工場や商店で働く女性が増える一方、劣悪な住環境や不安定な雇用に直面する例も多く、支援の必要性はかねて指摘されていた。設立総会では、信仰を基盤にしつつも、実務的な援助を重視する方針が示された。
ニューヨークは商業と移民の玄関口として活況を呈しており、女性の就労機会も拡大している。こうした都市の現実に応える形で、YWCAは集会所の設置や相談窓口の開設を計画しているという。関係者は「安全な居場所と学びの場を提供することが、社会全体の安定につながる」と語った。
女性同士の連帯を制度として形にした今回の設立は、近代都市における社会的支援の新たな試みとして、今後の展開が注目される。
— RekisyNews 社会面 【1870年】
