火薬陰謀の首謀者、処刑へ ーー ガイ・フォークスに極刑

【ロンドン 2月10日】

イングランド王政を揺るがした火薬陰謀事件の実行責任者として裁かれていたガイ・フォークスがこの日、ロンドンで極刑に処された。刑は当時の大逆罪に科される首吊り・内臓抉り・四つ裂きという最も苛烈なものであった。

火薬陰謀事件は、国王ジェームズ1世と議会を一挙に爆殺する目的で、国会議事堂地下に大量の火薬を仕掛けた計画である。フォークスは点火役を担い、1605年11月5日未明、地下室で火薬の番をしていたところを発見され、陰謀は未遂に終わった。

逮捕後、フォークスは厳しい拷問を受け、共謀者の存在や計画の全容を供述したとされる。裁判では反逆罪が確定し、今回の処刑に至った。処刑の場には多くの見物人が集まり、国家への反逆に対する王権の強硬な姿勢が誇示された。

事件以降、イングランド国内ではカトリックへの警戒と弾圧が一層強まり、国王と議会の安全確保が重要課題として認識されるようになった。火薬陰謀事件は、王政と議会の関係、そして宗教対立の緊張を象徴する出来事として、今なお語り継がれている。

なお、11月5日は後に「ガイ・フォークス・デー」として記憶され、焚き火や人形焼きによって事件を忘れまいとする風習が各地で続くことになる。

— RekisyNews 政治史面 【1606年】

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