【ロサンゼルス 2月9日】
米カリフォルニア州ロサンゼルスのハリウッド大通りで整備が進められている「ハリウッド・ウォーク・オブ・フェーム(名声の歩道)」において、女優ジョアン・ウッドワードが認定第1号として選ばれた。本日、この制度の象徴となる最初の星が正式に決定され、映画界に新たな顕彰の形が誕生した。
ウォーク・オブ・フェームは、映画、テレビ、演劇、音楽などエンターテインメント産業に顕著な功績を残した人物の名を、星形のプレートとして歩道に刻む構想である。観光振興と文化的顕彰を兼ねた試みとして数年前から検討が進められており、今回の認定はその第一歩となる。
ジョアン・ウッドワードは、1950年代後半に映画『イブの三つの顔』でアカデミー主演女優賞を受賞し、確かな演技力と知性を兼ね備えた存在として高い評価を受けてきた。関係者は、「制度の理念を体現するにふさわしい人物」として、最初の認定者に選出した理由を説明している。
今後、歩道には数多くのスターの名が刻まれていく予定だが、最初の星が誰の名になるかは象徴的な意味を持つ。映画関係者の間では、ハリウッドの歴史を形として残す新たな文化装置の誕生として、大きな関心が寄せられている。
名声の歩道は、銀幕の記憶を街の中に定着させる存在となるのか。その出発点に、ジョアン・ウッドワードの名が刻まれた一日は、ハリウッド史に静かだが確かな一線を引いた。
— RekisyNews 文化面 【1960年】
