オランダ軍、北スマトラ高地で大規模掃討を開始

【北スマトラ 2月8日】

本日、オランダ領東インド諸島北スマトラ地方において、オランダ植民地軍が大規模な軍事行動に踏み切った。ゴットフリート・コーンラード・エルンスト・ファン・ダーレン将軍の指揮下、海軍歩兵連隊(Korps Marechaussee te voet)がガヨ高地、アラス高地、バタク高地へ同時に進攻し、同地の制圧作戦を開始した。

部隊は山岳地帯に点在する村落を包囲し、武装抵抗の有無を問わず掃討を実施。現地からの報告によれば、アチェ人およびバタク人住民に多数の死者が出ており、家屋の焼失や集落の壊滅が相次いでいるという。女性や子どもを含む住民が逃げ場を失い、谷間や斜面で倒れている光景が確認されたとの証言もある。

オランダ当局は今回の行動について、「長年続く反抗勢力の根絶と秩序回復のために必要な措置」と説明している。山岳地帯はこれまで植民地支配の及びにくい地域とされ、武装集団の拠点が存在すると見なされてきた。一方で、作戦の実態は軍事目標を超えたものであり、住民全体を敵視するかのような苛烈な手法が取られているとの批判も現地で広がりつつある。

高地一帯は依然として緊張状態にあり、生存者の多くは山中へ逃散している模様だ。今回の進攻により、オランダによる北スマトラ支配は一段と強化されるとみられるが、住民の反感と怨嗟が新たな火種となる可能性も否定できない。

— RekisyNews 戦記面 【1904年】

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