モンゴル軍、ウラジーミルを占領

【ウラジーミル 2月8日】

本日、ルーシ北東部の要衝ウラジーミルが、バトゥ率いるモンゴル帝国軍の猛攻を受け、ついに陥落した。数日にわたる包囲の末、城壁は破られ、騎馬軍団が市内へ雪崩れ込むと、各所で激しい戦闘と破壊が相次いだ。木造建築の多い市街では火の手が広がり、都全体が炎と煙に包まれる惨状となっている。

侵攻の最中、大公ユーリー2世の家族は城外への脱出を試みたが、迫る火勢を避けるため市内の教会へ逃げ込んだ。しかし、火は瞬く間に建物を囲み、内部にいた者たちは逃げ場を失ったと伝えられる。聖堂は避難所となることなく、一族の最期の場所となった

目撃者の話によれば、街路には倒壊した家屋と焼け落ちた倉が連なり、住民の多くが混乱の中で行き場を失っているという。モンゴル軍は組織的に街を制圧し、抵抗の拠点を一つひとつ制圧しており、その軍律と戦術の徹底ぶりが際立っている。

今回のウラジーミル陥落は、ルーシ諸邦にとって重大な転機となる可能性が高い。北東ルーシの中心地が失われたことで、周辺諸都市への影響は避けられず、モンゴル軍の進撃がさらに西へ及ぶのではないかとの不安が広がっている。

— RekisyNews 戦記面 【1238年】

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