【東京 2月8日】
逓信省は本日、郵便・通信事業を象徴する公式標章として、漢字の「丁」を図案化した印を採用することを決定した。郵便制度の整備が進む中で、誰の目にも分かりやすく、全国で共通に用いる標識の制定が急務とされており、その第一歩として今回の決定に至った。
新たに定められた「丁」の標章は、簡潔な形状で識別しやすく、郵便取扱所や関連書類に用いることを想定している。逓信省関係者によれば、郵便物の集配や仕分けが増大するなか、視覚的に即座に郵便を示す記号の必要性が強く認識されていたという。
一方で、省内ではすでに改良案の検討も進められており、数日以内に、より郵便を連想しやすい形へ変更する案が有力視されている。 特に、「丁」をもとに線を加えた新たな図案が候補として挙がっており、実用性と象徴性の両立が図られる見通しだ。
郵便制度は、全国の人と人とを結ぶ重要な基盤であり、その象徴となる標章の制定は、制度成熟の一端を示すものといえる。本日の決定は過渡的な措置ながら、日本独自の郵便記号誕生へ向けた重要な節目として受け止められている。
— RekisyNews 社会面 【1887年】
