米史上初の上院による副大統領決定

【ワシントン 2月8日】

合衆国政界において極めて異例の決定が下された。副大統領選挙が選挙人団で決着せず、合衆国憲法修正第12条に基づき、上院による選出が行われた結果、リチャード・メンター・ジョンソン氏が第9代副大統領に選ばれた。 上院が副大統領を選出するのは合衆国史上初であり、また唯一の事例となる見通しである。

昨年行われた大統領選挙では、現職大統領マーティン・ヴァン・ビューレンの再選は確定したものの、副大統領候補については選挙人票が分散し、いずれの候補も過半数を獲得できなかった。このため、憲法の規定に従い、上院が最終判断を下す事態となった。

上院では各州選出議員による審議と投票が行われ、ケンタッキー州出身で軍人・政治家として知られるジョンソン氏が多数の支持を集めた。この決定により、選挙制度が想定する「立法府による補完的役割」が現実に発動された形となり、憲法運用の一つの前例を刻むこととなった。

首都ワシントンでは、制度の安定性を評価する声がある一方、選挙制度改革の必要性を指摘する意見も出ており、今回の選出は今後の大統領・副大統領選挙の在り方に影響を与える可能性がある。

— RekisyNews 政治面 【1837年】

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