ガダルカナルからの撤退完了、ケ号作戦が成功し1万人収容

【ソロモン諸島ガダルカナル島 2月7日】

日本軍は本日未明までに、ソロモン諸島ガダルカナル島からの撤退を完了した。昨年夏以来、島をめぐって激戦が続いてきたが、作戦当局は「兵力の温存と戦線整理」を目的として段階的撤収を進めており、これをもって一連の撤退行動が終了したと発表した。

島内では連日の砲爆撃と補給難が続き、部隊の消耗は深刻であった。現地将兵は、密林と湿地に覆われた過酷な環境の中で持久戦を強いられ、糧食や医薬品の不足が士気に影響を及ぼしていたという。こうした状況を受け、司令部は昨月上旬、撤退を主眼とする「ケ号作戦」を発動。夜陰と荒天を利用し、輸送艦艇による救出が繰り返された。

作戦期間中、敵軍の警戒と航空攻撃は厳しく、撤退は容易ではなかった。だが海上部隊の支援と現地部隊の統制により、主力の収容に成功したとされる。兵の中には「生きて島を離れられるとは思わなかった」と語る者もおり、撤退は辛うじて成し遂げられたとの印象が強い。

一方、島内に残された陣地や装備の多くは放棄され、戦場となった地域は荒廃したままとなっている。今回の撤退は、南方戦線における作戦の転換点と見られ、今後の戦局に少なからぬ影響を及ぼすものと受け止められている。

— RekisyNews 戦史面 【1943年】

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