マオリと英国、ワイタンギで条約締結

【ワイタンギ 2月6日】

本日、ニュージーランド北島北部ワイタンギにおいて、先住のマオリ諸部族の首長らとイギリス政府代表との間で条約が締結された。条約は、マオリ側が英国王権を承認する一方、部族の土地や財産の権利を保護するとする内容で、英国はこの地に対する統治権を正式に確立することとなった。

式典は湾に面した集落で行われ、数多くのマオリ首長が集まった。英国側は、秩序ある統治と交易の安定をもたらすものとして条約の意義を強調した。これに対しマオリ側は、土地の不可侵と部族の自治が守られることを前提に署名に応じたとされる。

条約文は英語とマオリ語で用意されたが、表現の違いから解釈に差が生じる可能性も指摘されている。特に「主権」や「統治」を示す語句について、双方の理解が必ずしも一致していないとの声が現地で聞かれた。

近年、欧州からの移住者が増加し、土地を巡る摩擦が各地で起きていた。英国政府は、武力ではなく合意によって秩序を築く方針を示し、今回の条約をその基盤と位置づけている。

この合意により、ニュージーランドは英国の支配下に入ることとなったが、条約が将来にわたりどのように運用されるかは未知数である。マオリ社会と新たな統治の関係は、今後の成り行きを慎重に見守る必要があるだろう。

— RekisyNews 国際面 【1840年】

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