【東京 2月1日】
日本電信電話(NTT)は本日、発信者の電話番号を受信側に表示するサービス「ナンバーディスプレイ」を全国で開始した。これまで一部地域に限られていた同サービスが、一般加入電話にも広く提供されることで、電話の受け手が発信元を事前に確認できる環境が整う。
ナンバーディスプレイは、着信時に相手の番号を対応端末の画面に表示する仕組みで、迷惑電話への対策や、用件の優先判断に役立つとされる。NTTによれば、利用には対応機器の設置と所定の契約が必要で、発信側が番号通知を行わない設定を選ぶことも可能としている。
都内の一般家庭では、「知らない番号への不安が減る」「仕事の連絡か私用かを判断しやすくなる」と歓迎する声が聞かれた。一方で、番号表示が進むことによるプライバシーへの配慮を求める意見もあり、通知・非通知の選択が用意されている点が強調されている。
通信分野では、固定電話の利便性向上が課題となる中、今回の全国展開は電話利用の在り方を一段と変える動きと受け止められている。今後、端末の普及や利用者の反応を踏まえ、関連サービスの拡充も検討される見通しだ。
— RekisyNews 社会面 【1998年】
