【東京 2月1日】
米国の映画女優 マリリン・モンロー が本日、夫で米大リーグの名選手 ジョー・ディマジオ とともに来日した。二人は羽田の 羽田空港 に降り立ち、到着ロビーには報道陣と見物人が集まり、静かな騒然を呈した。ハリウッドを代表する女優の初来日は、映画界のみならず一般の関心も強く、写真機の閃光が絶えなかった。
来日は新婚旅行を兼ねたもので、滞在中は都内のほか各地を訪問する予定とされる。関係者によれば、私的な日程を重視しつつも、限られた時間で文化施設の見学や交流の場が設けられる見込みだという。女優は簡潔な言葉ながら「日本に来られてうれしい」と述べ、終始穏やかな表情を見せた。
戦後復興の歩みを進める日本にとって、世界的な映画スターの来訪は、娯楽文化の国際的な接点として象徴的な出来事となった。映画がもたらす夢と話題性が、街の空気を一時明るく照らしている。
— RekisyNews 文化面 【1954年】
