スターリングラード戦局に決定的転機──独第6軍司令官パウルス、赤軍に降伏

【スターリングラード 1月31日】

ロシア南部スターリングラードで続いていた激戦において、本日、包囲下に置かれていた独軍第6軍の司令官フリードリヒ・パウルス上級大将とその幕僚が、ソ連軍に対し降伏した。市街と周辺地域で数か月にわたり続いた攻防は、これにより大きな節目を迎え、戦局全体に重大な影響を及ぼすものとみられている。

パウルス司令官は昨年夏以来、同地での攻勢を指揮してきたが、冬季に入ってからは補給線が断たれ、兵員・弾薬・食糧の不足が深刻化していた。市内では瓦礫の中での近接戦闘が続き、凍結した河川や破壊された建物が戦場と化していた。こうした状況の中、赤軍は周到な包囲を完成させ、独軍を完全に孤立させていた。

本日朝、司令部が置かれていた市内南部の地下施設で、パウルス司令官と幕僚が赤軍部隊に身柄を引き渡したと伝えられる。独軍の高級将校が生存したまま敵軍に降伏するのは異例であり、現地では独軍の士気低下を象徴する出来事として受け止められている。

市内では依然として散発的な戦闘音が聞こえるものの、組織的な抵抗は終息に向かっている。今回の降伏は、欧州で続く大戦の流れを左右する重要な局面として、各国が固唾をのんで注視している。

— RekisyNews 海外面 【1943年】

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