【東京 1月31日】
家庭用娯楽機の分野で独自の存在感を示してきたセガは本日、同社の家庭用ゲーム機「ドリームキャスト」の生産を終了し、家庭用ゲーム機の製造・販売事業から撤退する方針を正式に明らかにした。これにより、同社は今後、ソフトウェア開発を中心とした事業形態へと転換する。
ドリームキャストは、鮮明な映像表現や通信機能を備えた先進的な機種として登場し、熱心な支持を集めてきた。一方で、市場競争の激化や販売台数の伸び悩みが経営判断に影響したとみられる。関係者は「技術的挑戦は一定の評価を得たが、事業としての継続は困難だった」と説明している。
発表を受け、都内の販売店では動揺が広がった。店頭に立つ販売員は「突然の知らせに驚いたが、最後まで支えてくれた利用者に感謝したい」と語り、来店客の中には生産終了を惜しむ声も多く聞かれた。愛用者の一人は「セガの遊び心が詰まった機械だった」と振り返る。
セガは今後、他社の機器向けにゲームソフトを提供する立場に専念し、培ってきた開発力を生かす方針だ。今回の決定は、日本の娯楽機産業における一時代の転換点として、業界内外に大きな影響を与えると見られている。
— RekisyNews 経済面 【2001年】
アイキャッチ画像 Evan-Amos – 投稿者自身による著作物, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=20590083による
