王政復帰の余波、クロムウェルの遺体に裁き 反逆者として斬首

【ロンドン 1月30日】

王政が復されたこの国で、本日、かつて政権を掌握したオリバー・クロムウェルに対する異例の処置が執り行われた。2年前に病没し、ウェストミンスター寺院に葬られていたクロムウェルの墓が掘り起こされ、故チャールズ王処刑に関わった反逆者として、遺体が斬首されるに至った。処置は議会と王権の意思を反映したものとされ、都では大きな衝撃をもって受け止められている。

この日、衛兵に囲まれた一行が寺院に入り、厳粛な空気の中で墓が開かれた。棺は人目に触れぬよう運び出され、公開の場で象徴的な裁きが下されたという。生前、国政を主導した人物が死後にまで処罰を受けるのは極めて異例であり、王を失った歳月への強い清算の意思を示す出来事と見られている。

クロムウェルは内乱後、議会派の指導者として軍を率い、国の実権を掌握した。国王が処刑され、旧来の秩序が崩れた時代の象徴的存在であっただけに、その遺体への処置は、王政の正統性を改めて内外に示す狙いがあると語られる。市中では、「ようやく王の無念が晴らされた」との声がある一方で、死者にまで裁きを及ぼすことへの戸惑いも聞かれ、評価は一様ではない。

斬首後の首は、反逆の戒めとして一定期間掲げられる見通しとされる。今回の出来事は、王政復帰後の新たな秩序が、過去の断絶をどのように総括するのかを示す象徴的な一幕となった。

— RekisyNews 海外面 【1661年】

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